3.31.2017

ペダル難しいね


持ち曲はバッハ中心のため、あまりペダルを使うことがなかった。平均律IのNo.1プレリュードはペダルなしでは貧相に聞こえてしまうから使うものの、ペダル操作は小節ごとにペダルを戻すだけと単純である。
しかし、現在取り組んでいる曲、これから取り組みたい曲はバッハ以外が3曲ほどあって、どれもペダルをもっと複雑に適切に効果的に使う必要がありそうで…

現在取り組んでいるScarlatti K.19もペダルを使うと効果が出そうなので試行錯誤中である。ペダルに不慣れなこと、独学なので基礎知識がないことなどから苦戦中である。

ただ残念なことに、私の電子ピアノのペダル機能は私のようなレベルが使っても不満が出るものである。踏み心地がいかにもプラスチックとバネで安っぽい、というのは我慢できるにしても、ペダルを踏んだ音がスーパーファミコンの音源みたいな古くさい音質で我慢ならない。安物とは言っても一応はヤマハ社の電子ピアノなのでハーフペダルもできる。しかし、これが輪をかけて古くさい音質で、自分のヘタクソな演奏も相まって不愉快の域である。

練習も気持ちよくやりたいものだなあ、自分のヘタクソさ以外の怒りがこみ上げるのはいやだなあ、新しい電子ピアノが欲しいなあ、と思う日々である。



にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ初心者へ

3.28.2017

高い買い物だから慎重に(Rolandのほうへ)


自称ポルシェ貯金に始まったケチ生活がすっかり板につき、ケチが骨の髄までしみこんでいて使えるお金がない。たまの休日と言えば家にこもるか、外出するにしても無料スポットに行くほかない。すると自然と「一人でジャスコにきているカネのなさそうな中年」が「カルディの無料コーヒーに手を出して何も買わずに店を出る」という痛ましい姿が仕上がるわけで…。

さて、そのようにしてジャスコの楽器店に入って電子ピアノをいじくっていると、憐れみからだろうか、ヨレヨレの恰好をした徘徊中年にも店員は「電子ピアノをお探しですか?」などと声をかけてくれるわけで「あ…あの…今の電子ピアノが…もう10年選手でして…いつ壊れてもおかしくないと思っているのでして…」などとありのままを答えることになる。そして「予算は?」とか「時期は?」などのテンプレート会話が終了するとどういうわけかRoland社の電子ピアノを勧められることが多い、と気付いた。ジャスコに行くとRolandを勧められる、という印象があってどういうわけだろうと不思議に思っていたが、単にRolandと関係の深い楽器店、Rolandは卸値が低い、奨励金が多い、などの理由だろう。
*電器店ではカシオから派遣された工作員が強引にカシオピアノをプッシュしてくることは、よくあることであるが、カシオ鉢巻を巻くなど、カシオの回し者である旨が明示されている

RolandだのKawaiだのCasioだのは「業界二位以下の敗者グループ。一部は楽器メーカーですらない」くらいに思っていて、全く、微塵も興味がなかったのだけれども、カシオGP-500が魅力的に映ったという経験もあるし、楽器店の店員が憐れみをくれたこともあるし、Rolandのラインナップくらいは調べてみるか、とサイトを覗いたところ、Roland LX-17が大変魅力的に映った。

LX-17は家庭用・趣味・個人向けのフラッグシップという位置づけで、おおむねカシオGP-500やヤマハNU1と同じ価格帯だが、LX-17はハイブリッドピアノではなくて純然たる電子ピアノ。鍵盤のタッチ感はハイブリッドには及ばない(といっても、実のところ私には良し悪しはわからない…)のだが、スピーカーが豪華である。25cmの大口径を含めて8個ついている。スペック上はライバル機と一線を画している。鍵盤タッチも重要であるが、電子楽器とはいえ楽器である以上は最終的な出力の良し悪しも重要である。ピアノの形をしてはいるがあくまでも電子楽器だから、その点で音響・電子楽器としては老舗かつ大手のRolandもよい、と考えることもできそうである。それと、LX-17は外見が直線基調で美しい。外見は一番好きである。
というわけで、つぎに楽器店に行ったらLX-17を中心にいじってみたい。





にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ初心者へ

3.27.2017

これから取り組む教材


これまで取り組んできた曲はどれも自分の能力よりも高いレベルの曲だった、という認識があるので、自分の能力に近い曲、教則本にレベルを下げよう、と思いつつも、過労や中年の危機や更年期障害やその他の事情で実行に移せずに数カ月がたった。

ここにきてピアノ熱の復調があり、練習体制の見直しというか、メニューの組み換えに取り組もう、ということで、プレインベンションを使用することにした。

プレインベンションは、バッハ・インベンションに入る前の教則本という位置づけだろうか。バッハのインベンションは初級者向けに書かれたものであるから初心者殺しというほど難しいものではないが、易しいものでもない。プレインベンションは、バッハのインベンションが易しくないと感じる人向けの本であろう。とはいえ、プレインベンションの後半になるとバッハのインベンションより難しい予感もあってイージーな本ではなさそう。

左右の手の独立やら声部の分離が本の目的となっており、それらはバッハを弾く場合の中核能力なので導入。それと、比較的楽譜がシンプルなので読譜力やら、楽譜を見ながら弾く習慣づけにも。

ある程度練度が上がった曲は録音録画をする、というマイ・ルールを設けることを考えている。そうすると客観的な評価がしやすい、はず。記録できるくらい、あるいは音楽的表現をつけるくらいには真剣に練度を上げるだろうから。ミスが減る程度になぞれればいいや、というレベルだと音楽教育効果が低そうであるし。





にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ初心者へ

3.24.2017

ヤマハNU1というハイブリッドピアノもある

カシオのGP-500が次期電子ピアノの有力候補だ、と書いたが、似た価格帯で本物風の鍵盤機構を載せたヤマハのNU1という機種も存在する。NU1も楽器店の店頭に並んでいることが多く(電気店では見たことがない。ヤマハの廉価グレードしか電気店には卸さない、という説がある)、通りかかったら触ってみることにしていてさすがは最大手ヤマハで穴がないな、という印象である。
GP-500とNU1の一番の違いは鍵盤で、GP-500はグランドを模した機構、NU1はアップライト機構という違いである。どうせトーシロには良し悪しなんてわからないんだから、グランド風のほうが豪華な感じがしてよい、というのがGP-500が有力候補となった理由である。アップライトは連打性に劣るとされるが、トーシロには関係のない話である。アップライトは連打に難がある、というのはマラソンで言えば2時間半レベルの話であって、10kmの部をヨタヨタしながらの完走も怪しいレベルの人間が気にすることではない。

鍵盤のタッチとしては両者は全然感覚が違っていてブラインドテストをしたならば、どちらを弾いているかは直ちに判別できるだろう。GP-500はマシュマロを押しているようなもっさりとした感じで、NU1は石を押しているようなかっちりした感じ。好みで言えばはっきり言って「どちらも嫌い」なのだが、私の好みなどというものは、最廉価電子ピアノでしみついた貧乏くさい癖であって、一流メーカーの開発者が良いものとして世に出しているものなのだから「どちらも嫌い」などという感覚は無視するのが良いだろう。機種が何であれ「住めば都」現象で慣れれば「弾きやすい」となるだろう。

グランド風鍵盤が魅力、という点に加えてNU1よりもGP-500のほうが軽量であるのもよい。NU1が109kg、GP-500が77.5kgである。ちなみに現在使っているYDP-S30は36kg。

というわけで、できれば一般的な電子ピアノじゃなくて、鍵盤部分はホンモノ風に作ってあるハイブリッドピアノが欲しいなあ、NU1とGP-500ならグランド風のGP-500だなあ、と思うこの頃である。





にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ初心者へ

3.22.2017

ハイブリッドピアノ GP-500が魅力的


現在使用している電子ピアノが10年選手となろうとしていて、いつ壊れてもおかしくないため、次期機種選定は常に課題となっている。壊れたら次も一番安いYAMAHAの電子ピアノでよい、とは思っているのだが、少し色気を出してもよい、とも思っているあいだに、楽器店や電気店で電子ピアノを試弾する機会が何度かあった。

電子ピアノなどというもの、いや楽器全般は、あれこれを検討するまでもなく、YAMAHAを買っておけば間違いがないという思考停止もあって、YAMAHAのラインナップから機能や価格で折り合った機種を買えばよい、と思っていたが、ネット広告だったか人様のブログだったか忘れたが、CASIO GP-500という機種の存在を知り店頭で試弾してみたところ、これがよかった。

GP-500の(私個人への)訴求ポイント
  • 鍵盤機構が本物風
  • 木製鍵盤
  • 音源がベヒシュタインと共同開発
  • 塗装が光沢の黒(ピアノブラック)
  • ハイブリッドピアノにしては80kg弱と軽量
この中でも特に訴求するのが鍵盤機構である。電子ピアノの最大の弱点は鍵盤タッチが本物と違う点にあって、どうしてもニセモノに過ぎなかった。これを克服しようと近年開発されてきたのがYAMAHAのハイブリッドピアノというカテゴリで鍵盤機構はホンモノ風に作って演奏感を満足させつつ、タッチ感覚以外は電子ピアノのままだから騒音トラブルで隣人に射殺されずに済む、というものである。
ヤマハのハイブリッドもそうであるが、GP-500も実際に弾いてみるとなるほどこれなら文句はないな、という出来である。普段から本物のピアノを弾いている人にとっては文句しか出ないだろうが、私は普段から本物のピアノを弾いている人ではないから、だいたい本物っぽい感じがあればそれでよい。本物のピアノと言ってもメーカー、機種、年代によってタッチなど千差万別で、正しい規格があるわけでもない。
店頭に並んでいる電子ピアノを横断的に弾いてみたところ機種ごとにタッチに差はあって、それが良いのか悪いのかは判断がつかない。ただ、ハイブリッドピアノ全般はやはり本物っぽさがあってより良い、という気はする(が、ブラインドテストをしたら果たして…)。
スピーカーから出る音は価格と比例という感じもあるが、40万円クラスでもやかましい店頭で聞く限りはどの機種も残念な音質である。スピーカー音質を望むならヤマハAvantGrandシリーズ、それも上位機種となるだろうから非現実的。


GP-500の訴求しない点(※個人の感想です
  • 楽器メーカーとしての印象の薄いカシオであること
  • 店頭で聞く限りはスピーカーの音質が低い
  • 誇らしげに貼られているベヒシュタインのプレートが田舎くさい。スズキの軽自動車に貼られているベンツマークを見たときに感じる貧乏くささ
  • イスに座って正対する場所に金文字でCASIOと書いてある
  • 足の先っちょが金メッキで覆われていて、そのデザインセンスが貧乏くさい

ハイブリッドピアノは、グランドには遠く及ばないがアップライトを買うより有効とする識者もいるくらいであるし、GP-500はシリアス勢の評価も高いので、次期機種の最も有力な候補となった。ちなみにGP-500より10万円安いGP-300という下位機種もあるが、両者の違いは良く知らない。
というわけで、候補としては現在使用中の安い電子ピアノの後継機種か、GP-500か、という感じで固まりつつある。そして20万円か30万円か40万円するクラビノーバは候補から脱落した。

あとは弾く人間の能力が低いのだからピアノも低価格のものでよい、とするか、弾く人間の能力が低いのだからピアノだけはカネを出して良いものを買うべきだ、とするか…。




にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ初心者へ

3.21.2017

Scarlatti (Domenico) K.19ですよ


スカルラッティ K.19の譜読みというか音合わせが終わった。これで自称・持ち曲が13曲となった。過労や中年の危機で一日あたりの練習時間は減っているのに曲数が増えているため、1曲あたりの練度が希釈されてそれぞれの質は下がっている。
  1. Invention No.1
  2. Invention No.2
  3. Invention No.11
  4. Sinfonia No.4
  5. Sinfonia No.11
  6. Goldberg Air
  7. 平均律I No.1 Prelude
  8. 平均律I No.1 Fuga
  9. Goldberg 30
  10. Sinfonia No.2
  11. Sinfonia No.1
  12. Sinfonia No.3
  13. Scarlatti K.19 ←NEW!
名前だけは何となく知っているが、どの時代、どの国かは知らない人、作曲家なのか演奏家なのか音楽教師なのかもよく知らない、という認識であったスカルラッティの、そのなかでもマイナー曲となるK.19を弾くことになるとは思いもしないことであった。

核戦争で文明が崩壊して200年経った西暦2270年ごろ、放射性物質が降り注ぐボストンにて正体不明のラジオ局から流される戦前の音楽…という設定のラジオ電波に周波数を合わせていたところ耳に飛び込んできた、というのがこの曲との出会いであった。一聴すればただのバロックに聞こえもするが、よく聞けば人類文明の果て、ポスト・アポカリプスに大変マッチする未来的な曲に聞こえた。虚無を漂流するような曲調に、当初は、荒廃した世界観を演出するために作られた劇中用の音楽かと思っていたが、心に引っかかり気になって調べてみたところ実在する音楽であった。それも純然たるバロック、18世紀の音楽であった。

音楽的に特に優れているとか、メロディーやハーモニーが美しいとか、感情が高揚するなどの、一般的に「素晴らしい曲」と評価される要素がひとつも含まれていない曲であるが、奇妙な未来感というか、人間という存在の虚しさの予感というか、とてもとても静かでとてもとても冷たい湖に漬かって最期を迎えている、あるいは漬かりに行くために歩いていく中年男性の足取りというか、そのような漂流感に満ちた曲である。

ピアノ曲(本来チェンバロ曲であるがそれは無視)としての指の動作の難易度は低め。おおざっぱな印象としてはInvention程度というかバイエルに毛が生えた程度。オクターブ超を要求されないので手の大きさも不要。IMSLPで楽譜もタダ。
IMSLPにはいくつかのバージョンがアップロードされていて、私の使った楽譜*では「G」という見慣れない記号が出てきた。YouTubeでどこかの美女の演奏を見たところどうやら「G」は「左右の手の交差」を表す記号らしいと推察し、同時に2ちゃんねるで質問したところ、どこかのだれかがDはdroiteで右手、Gはgaucheで左手と教えてくれた。手の交差で左右が近くて手同士で物理的干渉をし、右手からしたら左手が邪魔で、左手からしたら右手が邪魔と感じる箇所があるものの、特に難度は上がらない。

*終盤に臨時記号の誤記がある(と思う)。「にナチュラルついてて意味不明、楽譜通りに弾いてみると明らかにおかしい」という箇所があるが、前後関係や響きから推察すると、ナチュラルはではなくにつくべき記号だろう。



にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ初心者へ