1.09.2014

Fi'zi:k Tritoneがやってきましたよ!

2014-01-08
さきっちょを切り落としたような形状
新世代トライアスロンサドルの本命Fi'zi:k Tritone(フィジーク トライトーン)が届いた。(うひょ!)

2014-01-08
横から さきっちょが切られている 先端下プラスチック部品のトランジションフックでバイクラックに引っ掛けておく
同じFi'zi:kのArione TriをCervelo P3にもCervelo R3SLにも使っていて、特に大きな不満はない。しかし決して快適とは言えない。この不快さが、自転車に乗る上で避けられない不快さなのか、サドルが体に合わないことで感じる不快さなのかは分からない。どちらかと言えばP3に乗った時の方が━シートポスト角度が立っており尻より股間(玉袋と肛門の間)に負担がかかるポジションのため━不快指数は高い。

(本記事では股間を「玉袋と肛門の間の、柔らかい部分」と定義いたします)

2014-01-08
前から 股間血流確保溝 クッションは柔らかめでボリューム多め
最近のトレンド
従来型の自転車サドルは股間の血流を妨げて生殖能力に害があると明らかされてきて、股間部分に溝や穴をつけて血流を確保するサドルが最近のトレンドである。Tritoneもその流れをくんでいる。若い人や子供を望む人は特にサドル選びを考えるべきか。
穴や溝で股間が保護される一方で、体重を支えるための尻部分に負担がかかって痛みが出るとか、穴、溝のためにサドル先端が太くなって内股がペダリング動作で干渉するようになるという弊害もある。ISM ADAMO Racingをレンタルで試したことがあるが、ペダリング時に内股がサドルの先の方に干渉するのが気に入らなかった。


2014-01-08
斜め後ろから 後ろの方は溝がなくなり平ら さきっちょに向かうに従って溝が深まる  ネジ止めされている部品がボトルケージ&CO2ボンベ台座
一説によればTritoneはサドル先端がバッサリと切られているので内股の干渉はない、その代わりにサドルの前後の長さを利用して前乗り、普通乗り、後乗り等、ポジションを変更するような乗り方は難しかろう、という。コンピュータやカメラレンズのようにベンチマーク等でハッキリと製品性質が分かるものであればよいのだけれども、サドルや靴は実際に自分で長期間つかってみないとその良し悪し、自分に合う合わないが分からない。「最初に違和感を感じたけれども慣れるとかえってよい」とか「試着段階ではすごくフィットして良かったけどしばらく使ってみたら気に入らない」というふざけた現象もよくある。レンタルで1週使った程度では本当のところは分からぬ、というわけで、Tritoneをいきなり購入して勝負である…。もしダメでもArione Tri2で特に問題はないのだし…。



2014-01-08
Fi'zi:k Tritoneの特徴
  • 先端が切られたような形状。トランジションフック付き。
  • 明らかにトライアスロン向け。UCI規則にも適合しているらしい。
  • ボトルケージ台座兼CO2インフレータ台座が付属。
  • ボトルケージとそれを装着するボルトは付属しない
  • CO2インフレータとボンベを固定するには別の部品(X-Nut等)が必要?
  • レールは金属かカーボン。カーボンは高い。
  • 重量実測260g(ボトルケージ台座の台座を外すとここから数グラムは軽くなる)
  • ボトルケージ台座(35gほど)装着時重量295g(ボトルケージは別)
  • 台座取り付けネジは六角星ネジ。トルクスレンチ(T20)を用意する必要がある。ボトルをくっつけて走るわけだから、強度確保のためだろう。
工具セット一式があれば自転車に限らず大抵の場面に対応できて便利だが、強度的にヘビーユースには耐えない。取りあえずの間に合わせ、日常生活用なら可、といった品質。チラシを貼った口で言うのもおかしいが、工具でケチってはいけない、という自戒…。



2014-01-08
ペダリング時について
サドル先端の幅はおおよそ5.5cmから6cm弱。先端としては太いが、一般的なサドルとはそもそも形状が違うから単純な比較はできない。私がこれをCervelo P3につけて乗ると、内股はサドル先端か、さらに先(サドルがちょんぎれた空間)で上下することになり、気になる干渉は起こらない。内股の干渉は、そもそもサドル先端が切られているのだから起こりづらいという事前情報の通りであった。よかった。


2014-01-08
股間について
Arione Tri2との比較。Arione Triだと股間と玉袋が長くなっている部分に乗っかり圧迫されることになるが、Tritoneだと股間が溝で、玉袋はさきっちょか、さきっちょより先の空間部分である。長く乗ってみないと何とも言えないが、股間と玉と玉袋はArione Triより楽な予感である。その分、他の部分に負担がいくのは確実なのだが、どちらが比較的ましか、という選択になろう。Tritoneの場合、溝が股間圧迫を抑制してくれる代わりに、溝のヘリ部分(画像で光が反射している部分)が股間の脇を圧迫する。
そしてやはり事前情報の通り、Tritoneの方がライド中、前後にずらして座ることに対しては許容範囲が狭めに感じられる。Arione Triの、前にも後ろにもポジション変更ができる美点にはTritoneは及ばない。


2014-01-08
ボトルケージ & CO2システム
ボトルケージ台座を取り付け、CO2ボンベとインフレータをX-Nutで固定してみた(ボンベを直接インフレータで固定はできない。ボンベを使用する際と同様に穴があいてしまう…)。ボトルケージ台座にも、CO2ボンベ穴にもねじ切りはないので、両方とも別途調達で何らかの固定手段が要る。ボトルケージ取り付けはM5ボルト&ナットだろうか。
クリンチャーの場合、このあたりに工夫してチューブを仕込む様子。
2014-01-08
Cervelo P3につけた。この年式のシートポストと取り付け位置だと、スペース的にサドル裏にCO2ボンベを装着することはできない。
2014-01-08
ボンベを後ろに付きだすような形なら固定できるが、ぶつけて爆発すると怖いので常設は避けたい。レースのみ装着か。



2014-01-08
重量について
Tritone単体(260g または台座部品を全部外せばもう数グラム軽い)とArione Tri2単体(242g)ではTritoneの方がやや重い。しかしトライアスロンでは単体では使わない。
Tritoneにボトルケージ台座をつけると295gである。Arione Tri2にX-Labのサーベロシートポスト専用システムの組み合わせだと295gは超えるだろう(未計測)。
Tritoneの場合、CO2もボトルケージも比較的シンプルに装着できる━X-Lab Carbon Sonicに比べて部品数が減る━ので、総合的には従前より軽くなるかもしれない。

2014-01-08
他に細かい点としてICSシステム対応で専用設計のテールライトを装着可。このfizikと書いてあるプラスチックは機能的意味はない(はず。整流効果で装着されている可能性も皆無ではないが、おそらくはタダの飾り)ので外しておくといくらか軽くなる。



乗り心地について
ローラーをメインに使用している。山岳ルートを含むロングライドにも行ったが、ローラー、実走のどちらでも以前のArione Tri2より快適である。Arione Triで不快な場所は股間(血流)であったが、その不快さは溝のおかげでなくなった。血流を遮断されて性器がしびれる、感覚がなくなる、ということもなくなった。そのかわりに、溝の出っ張っている部分が当たる場所は多少痛みが出る。これは構造上やむを得ない。
とはいえ、サドルの乗り心地は、個人差が大きく人様の参考にはならないが…。
Cervelo P3(2010)用のX-Labドリンクシステムも含めるとArione Tri2より総合的には軽量になるだろうし、尻の具合もよいし、Arione Tri2よりTritoneの方がよい、というのが結論。






赤の色違いもある。









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8 件のコメント:

  1. 明けましておめでとうございます!!
    詳細なるレポートありがとうございます。
    興味のあったサドルですので、大変参考になりました。
    また、実走後の乗り心地レポも楽しみにしております。

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    1. マサさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
      ハイドレーションとCO2ボンベも含めてトライアスロン設計のサドルのようです。
      まだ累計で2時間しかローラーしていませんが、今のところ目立った痛みなどはないようです。

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  2. 形状的にはオマタに優しいようながします。
    アダモに比べたら先端の幅も全然細いので太ももに干渉しないみたい。
    お値段は…結構しますね。(o汗o;)
    オマタに優しく、懐に厳しいとな。

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    1. 股には優しいと思いますが、股の脇というか横というか、溝のヘリ部分に体重がかかるので一長一短ですね…。
      座っても不快感がゼロの夢のサドルはないものでしょうか…。

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  3. こんにちは。僕もTritoneキウム購入したんですが普通に同梱されてるボルトとナットではサイズが合わなくてボトルケージ固定できないですよね?なんの為のネジとボルトなのか不明ですが、みんな同じ感じなんでしょうかね。ボトルケージ用ボルトは普通に売ってますがナットはよくわからないですねM5というサイズなんでしょうか

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    1. ボルト4本とナットが4つ同梱されてました。
      ボルトはボトルケージ台座をサドル台座に取り付けるボルトだと思います。もともと付いていたボルトを外してボトルケージ台座を付ける際に、もともと付いているボルトじゃなくて、袋に入っていた少し長めのボルトで固定するものだと思います。ボトルケージ台座の厚み分、ネジが長くなっているのだと思います。

      付属ナットは緩み防止のナイロンナットで、ボトルケージをボトルケージ台座に固定するボルトにつけるものだと思います。M5というのはホームセンターに行くとサイズ(太さ?)を表すシールとして貼られています。確か、自転車用のボトルケージ固定ボルトはM5サイズだったと記憶しております。付属のナットはそれ用かと。
      ナイロンナットはちゃんと使ったことがないので、使い方が分からないんです…。ナイロン部分でネジが止まってしまって、それ以上ネジネジが回らないのです。気合いでナイロン部分もネジを貫通させてしまうのでしょうかね…。

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  4. こんにちは。ナイロンナットというのは初めて知りました。使ってないロードバイクのボルトを使用してナット側をペンチで思いっきり挟んでなんとかボトルケージ取り付けられました。adamo ttとsiteroも使用しましたがtritoneはちょっと滑るのと高さがあるのでシートポストが出ない以外は他のサドルより良かったです。

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    1. 私もTritoneに5時間くらい乗りました。股間はやっぱり楽ですね。股間以外に負担はかかりますけど。

      ナイロンナットはやっぱり気合いで締めてナイロン部分を貫通させるもんなんですね…。なんか怖くてやったことないです(笑)
      ナットはレンチで締めるとより安心です。私も以前ペンチで代用したことがあるんですけど、キチンと締まってなかったです。レンチは大した金額じゃないのでホームセンターに行ったついでの時にでも。

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