5.26.2012

恐山へいってまいりましたよ! …霊場恐山…

木曜日 …霊場恐山へ…
深夜、大きな地震で飛び起きた。私はさいたまではなく、むつ市にいたのだった。
朝、自然に目が覚めた。
青森の旅最終日。ゆっくり恐山を見て回り、11時の祈祷コースに申し込み祈ってもらって、ニコニコしてさいたまへ帰る予定だった。
しかし、もし6時半の祈祷にすれば観光に時間を回せるのではないか?
いや待て、ホテルの朝食チケットがあるじゃないか。朝食は7時からだぞ?わざわざ高い朝食付きプランにしたのだから、食べないともったいないじゃないか…など。
青森2012 ホテルニューグリーン
EXIFによれば5:21AM
結局朝食チケットを諦めて朝早くに恐山へ出発。
青森2012
恐山街道を上ってゆく。いたるところにお地蔵さまが設置してあった。宇曽利湖着。
青森2012
硫黄臭。お湯が噴き出しているようで朝日に湯気。
青森2012 釜臥山
晴れていたので釜臥山が見えた。自衛隊レーダーのすぐそばに奥の院があるらしい。通行止につきクルマで行けず残念。登山経験が豊富なら登山道から登ってみても面白かっただろうが…。
青森2012 恐山
そして、いよいよ、長年の目的地、恐山である…。

開門まで少し時間があるので周辺を2kmほどジョグ。GarminはGPSログが残って記念になるのでよい。
青森2012 恐山 入口
6時になった。開門。観光客は私を含めて数組。
青森2012 恐山 入口
入場料500円を払って柵の中へ。恐山菩提寺。いよいよ、である。
青森2012 恐山
恐山は、夢でお告げを聞いてしまったエライ人が苦労の末にお告げ通りの霊山をここで発見し、862年に開いたそうだ。西暦が3ケタになるとありがたみが増す。
青森2012 灯篭
時代を感じる灯篭。7月の恐山大祭だとこのあたりでイタコの口寄せが行われるらしい。最近ではもう、イタコの後継者がほとんどいないとか。
青森2012
山門と地蔵。恐山街道からそうだが、いたるところに地蔵がある。地蔵は、「胎内」というような意味が含まれており、生命を育むような慈悲で、悩み苦しむ者を救うというありがたい存在…。嗚呼…。
青森2012 地蔵
山門の右側にもお地蔵さま。そろそろ祈祷申し込みの時間。
青森2012 廊下
6時半の祈祷申し込み。3000円コース。住所名前目的を書いた。目的はやはり自称オーバートレーニング症候群が治りますように、ということだが、そんなことを書く欄はないので健康云々のところに丸をつけた。「そこの長い廊下の先に地蔵堂があるから、そこへ行き、待っておれ」とお坊さんが言ったので、廊下へ。
青森2012 Adizero mana6
靴を置く。
青森2012 廊下
廊下を進んでゆく。突き当たりのトイレに男根彫刻が数十本飾ってあった。

地蔵堂(本堂)で待機。地元住民(寺従業員?)と思われる年配男性達が津軽弁(?)で話しているのを聞いたが、全く分からない。時折「じしん」とか「むすこ」とか「まご」という単語が聞きとれたほかは完全な外国語。フランス語風に聞こえた。英語の方がよほど理解できる。

祈祷開始。ガンガン鳴らされる鐘とともお坊さんが数名登場。太鼓とチーンの巨大なモノを叩きつつお経読み上げ。宗派の関係か、木魚ポクポクはなし。
途中で「さいたまのイケメン云々成就云々…」と言ってくれて大変満足。3000円払っただけのことはある。終了後、お坊さんがお札をくれた。本尊とさらにその奥にある彫刻を見て行きなさい、と言ってくれたのでそうした。
本尊の延命地蔵菩薩の前で手を合わせ「ぼくちゃんの自称オーバートレーニング症候群がすっかりなおりますように」と祈った…。
青森2012 山門
この旅のメインコンテンツ、祈祷が終わった…。あとは夕方までフリータイム。恐山観光再開。山門。これが一番豪華な建物だった。
青森2012 薬師の湯
山門を抜けると恐山温泉の小屋があった。追加料金なしで入れる。タダであるから入らないことがあってはならない。
青森2012 薬師の湯
硫黄の温泉。温泉はやはりこうでなくては。
青森2012 恐山温泉 薬師の湯
温度は熱め。注意書きに長湯するな、目に入れるな、と書いてあったのを顔をじゃぶじゃぶしてから読んだ。酸性がきついのか硫黄がきついのか。もう、しばらくすね毛を剃ってない。すね毛を剃ってTTバイクにたくさん乗りたい…。

青森2012 恐山
風呂からあがって観光再開。全体が火山帯であるようでガスや水が噴き出している。全域で硫黄臭。時折強い硫黄臭。
青森2012 恐山
本堂前に石が積まれていた。
青森2012 恐山 本堂
さきほど祈祷してもらった本堂。地蔵堂。

青森2012 恐山
本堂周辺から外れると雰囲気が変わる。恐山らしく、大変メメント・モリ。
青森2012 恐山
雰囲気が…。
青森2012
多かった地蔵の数がさらに増える。いろいろなモノが供えてある。さいたまに落ちていればただのゴミだが、ここにあるからには人々の内なる苦しみから置かれたモノに違いない…。
青森2012 恐山 奇景
そして、恐山の奇景である…。硫黄臭がたちこめている…。
青森2012
まずは本堂裏手にある奥の院の方へ上ってゆく。
青森2012 恐山 風車
風車が回っていた。風で鐘がガラガラと音をたてていた。得体のしれない鳥が鳴いていた。それでも静かだった。
青森2012 恐山 釜臥山
背後にある奥の院、本堂、釜臥山(自衛隊レーダーの所)と並んでいる。三者で一体らしい。
青森2012 不動明王
奥の院、不動明王。不動産王ではない。
如来とか菩薩とか地蔵とか釈迦とか仏とか不動明王とか、よく知らない。仏教に疎いのがくやしい。
青森2012 恐山 奇景
再び岩場へ。
青森2012 恐山 奇景
岩場を上ったり下ったり。
青森2012 石積
あちこちに、とにかく石が積まれている…。
青森2012
あちらにも…。
青森2012 恐山
こちらにも。
青森2012 積み石
無数に積まれている。
青森2012 人はみなそれぞれ悲しき過去もちて
なぜ石を積むのか…。そう思った人が歌を詠んだのだろうか?

青森2012 地獄
地獄を思わせる風景…。
青森2012
硫黄。
青森2012 恐山
荒涼とした風景が続く…。
青森2012 恐山
…。
青森2012 無間地獄
いろいろに名付けられた地獄が連続する。
青森2012 恐山 重罪地獄
ここも地獄。
青森2012 恐山 金堀地獄
ここも地獄。
青森2012
死後、地獄をさまよっても、お地蔵さまが救ってくれるのだろうか?
青森2012
道らしきを進んでゆく。
青森2012
あちこちに石が積まれている…。賽の河原…。親より先に死んだ子供が受ける親不幸の報いの苦であるとか…。石を積んでは鬼に崩され、積んでは鬼に崩され…とWikipediaに書いてあった。
青森2012
その子供たちも、最終的には地蔵によって救済される…と、これもWikipediaに書いてあった。
青森2012
恐山には無数に地蔵がある。積まれた石の数だけ、人の苦しみがあるのだろう…。悲しみの数と深さが、お地蔵さまの数に表れているのだろうか…?
青森2012 水子供養御本尊
恐山は霊場である。あちらとこちら…死者との再会を願ってはるばるここに来るのだろうか…?あちらとこちらで分断されてしまった苦しみ、悲しみの場所…。
青森2012 無縁佛
そうして見ると、地蔵にかぶせられた汚い帽子、タオルにも、苦痛から(または地獄をさまよう死者を)救ってくれるお地蔵さまを守るための痛切な思いを感じた、気がした。

青森2012 賽の河原から極楽浜へ
地獄の奇景が徐々に薄れてゆく…。
青森2012 極楽浜へ
さきほどまでの雰囲気が消え、穏やかな景色になってゆく。
青森2012 恐山 極楽浜
極楽浜。
青森2012 極楽浜
白い砂。魂は救われて、極楽に行けるだろうか?

青森2012
地蔵。
青森2012
8時半 まだ観光客は少ない
小山に登った。恐山巡礼も終わりに近くなった。
青森2012
一般的な順路からやや外れたところに別の小山がありそこにも。
青森2012 恐山
全体。
青森2012 積石
一周した。順路の外れで「ぼくちゃんの自称オーバートレーニング症候群が治りますように…また200mサークルできますように…また自転車に乗れますように…またブリックできますように…」と念じながら、石を積んだ。



青森2012 恐山山門
次にいつ来れるか分からない。もう現世では来れないかもしれない。次に来るのは、死後かもしれない。見納め。
青森2012 恐山
見納め。
青森2012 恐山
見納め。
青森2012 恐山 本堂
見納め。
青森2012 冷抜の湯
冷抜の湯
入り納め。
青森2012 冷抜の湯
入り納め。
青森2012 恐山冷水
恐山を出て、街道へ。恐山冷水で規定量の三杯水を飲み、巡礼は終了した。


============================================
============================================
夕方に八戸に帰りレンタカーを返して新幹線に乗る。八戸への移動を除いて数時間余裕がある。
下北半島を南下。六ヶ所村のエネルギーなんとか館でプルトニウムの勉強をするか、十和田湖に行くか悩みつつドライブ。
青森2012 十和田湖
まだ何も食べていなかった。空腹。MAEDAという青森民愛用だろうスーパーに入りパン店でパンを三つと紅茶を買った。普段食べないアップルパイ、普段食べないチョココロネを買った。どこか景色の良いところで食べようとドライブ。六ヶ所村じゃなく、十和田湖畔で食べることにした。
恐山から十和田湖まで、ものすごく遠く感じた。130km以上あった。十和田湖に着き、パンを食べた。クルマの運転は慎重だった。勢いよく追い抜いていくクルマもあったが、気にしなかった。追い抜かれるたびに、TTバイクのことを思い出した。自転車なら速く走りたい、クルマならゆっくり走りたい、そう思った。TTバイクにめいっぱい乗りたい、そう思った。
今回の恐山巡礼の旅は満足だった。楽しかった。自転車に乗れないことがちらちらと頭に浮かんで悲しいけれど。
ナビを八戸にセットして安全運転で帰るだけ。帰ろう。

これで終わり…ではなかった…次回に続く…

さいたま出発〜三途の川
恐山巡礼
キリストの墓-さいたま


にほんブログ村 その他スポーツブログ トライアスロンへ

2 件のコメント:

  1. マユゲマン2012年5月29日 13:22

    いや懐かしい。私が両親と訪れたのは18年ほど前ですが、お寺が随分ときれいになってたような気もしますね。
    ちなみにホテル「ニューグリーン」は私が担当した物件です(笑)。
    当時星さんと言う所長と建てました。又なつかしや・・・。

    返信削除
  2. ニューグリーン、マユゲマンさんの担当でしたか(笑)
    一晩お世話になりました。強い地震があったのですが無事に済みました(笑)

    返信削除